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特別展

広島県立美術館・広島市立中央図書館 連携企画「江戸の広島をめぐる名品展」

イベント画像
2013年10月5日(土) ~2013年10月20日(日) 
広島県立美術館の敷地に立地していた、我が国最初の私立美術館とされる浅野家「観古館」が、大正2(1913)年10月15日に開館して、今年で百年目を迎えます。
百年目を記念して、広島県立美術館と広島市立中央図書館の初めての連携企画として、両館が所蔵する浅野家ゆかりの作品展示を行う「江戸の広島をめぐる名品展」を開催します。

画像:「仏法僧図」画・岡岷山 賛・学如 明和3(1766)年 絹本着色・軸装

趣旨

広島県立美術館の敷地に立地していた、我が国最初の私立美術館とされる浅野家「観古館」が、大正2(1913)年10月15日に開館して、今年で百年目を迎えます。
「観古館」は、現在の県立美術館図書室の場所に設置され、年間4万人を超える入館者を集めていましたが、昭和14(1939)年、浅野家から広島県に縮景園とともに寄附され、昭和20(1945)年に原爆で焼失しました。
一方、大正15(1926)年に建設された「浅野図書館」は、昭和6(1931)年に広島市に寄附されましたが、同様に原爆で焼失しました。広島市立中央図書館(旧浅野図書館)が所蔵する「浅野文庫」には、江戸時代に西国有数の城下町として栄えた広島の歴史・文化を伝える希少価値の高い貴重な和漢の古典籍や図記類が数多く伝存しています。
「観古館」開館百年にちなんで、広島県立美術館と広島市立中央図書館の初めての連携企画として、両館が所蔵する浅野家ゆかりの作品展示を行う「江戸の広島をめぐる名品展」を開催することとなりました。
広島市立中央図書館から「浅野文庫」の原本13件がまとめて館外展示されるのは初めてであり、今後も、両館が連携協力して「江戸の広島ワールド」をお届けしてまいりたいと考えております。

開催概要

会期:平成25年10月5日(土)~20日(日)<16日間>

会場:広島県立美術館3階企画展示室 前室

 

展示構成・展示作品

1 山と滝めぐり
~江戸の広島には、涼やかな滝と美しい景色をめぐる旅がありました~

・「芸備諸村瀑布図」 伝 岡岷山 天明元(1781)年 巻子本1巻 紙本彩色
・ 「都志見往来日記・同諸勝図」 岡岷山 作 寛政9(1797)年 自筆本2冊 紙本墨書・彩色

2 瀬戸内海めぐりと厳島神社
~江戸の広島には、海と島々を堪能する船の旅と厳島神社の絵馬ミュージアムがありました~

・ 「島々真景之図」 筆写者不詳 江戸時代 写本(肉筆本)1冊 紙本墨書・彩色
・ 「厳島扁額縮本初編」 著者・千歳園藤彦 縮図・渡辺対岳ほか 文政13(1830)年~天保3(1832)年 版本5巻5冊 紙本墨刷・一部彩色

3 川をめぐる祭り
~江戸の広島では、町民総出で川普請を祭りにして楽しみました~

・ 「広島本川川ざらえ 町中砂持加勢図」 板元・井筒屋書林 江戸時代 木版画3枚 紙本墨刷

4 浅野家の「食」めぐり
~江戸の広島城で、献立はどのように決まっていたのでしょう~

・ 「本膳二汁五菜献立 一汁三菜茶之会席 夜食等献立」 作者不詳 制作年不詳 書付1通 名札10包86枚 紙本墨書(書付)・紙(包)・木か(札)
・ 「勅使 油小路前大納言殿 久我大納言殿 御馳走御献立写」 筆写者不詳 天明2(1782)~5(1785)年頃 写本4冊 紙本墨書

5 絵手本めぐり
~江戸の広島では、アートの奥義が探求されていました~

・ 「一蝶画譜」 原画・英一蝶 臨摸・鈴木鄰松 明和7(1770)年 版本3巻3冊 紙本墨刷
・ 「松斎梅譜」 原作・呉太素 筆写者不詳 室町時代 写本1冊 紙本墨画・墨書

6 江戸の読み物めぐり
~文学の世界も、恋物語からおとぎ話、風刺がきいた冒険談まで幅広です。
世界最古の印刷本の西遊記は必見です。~

・ 「浜松中納言物語」 筆写者不詳 江戸時代後期 写本5巻5冊 紙本墨書
・ 「はちかづき」 筆写者不詳 江戸時代中期 写本3冊 紙本墨書・彩色・金箔
・ 「夢想兵衛胡蝶物語」 著者・曲亭馬琴 挿絵・歌川豊広 文化7(1810)年 版本9巻9冊 紙本墨刷
・ 「新刻出像官板大字西遊記(世徳堂本)」 出版・世徳堂(中国) 明時代 版本10冊(全20冊のうち巻11第51回以下) 紙本墨刷(挿絵有)

7 広島藩の絵師たち
~広島藩の武士の嗜みは、「絵画」でした~

・ 「仏法僧図」 画・岡岷山 賛・学如 明和3(1766)年 絹本着色・軸装
・ 「諸家書画帖」 岡岷山ほか筆 江戸時代後期 絹本着色・墨画・墨書
・ 「墨梅図」 沢三石 天保13(1842)年 絹本墨画・軸装

※1~6の出品作品はすべて、広島市立中央図書館所蔵「浅野文庫」。7の出品作品は広島県立美術館所蔵。
※1階図書室には、本展の関連図書コーナーを設けています。また、図書室前のロビーには、『都志見往来諸勝図』から数景を抜粋して、パネル展示しています。あわせて御覧ください。

作品図版



伝・岡岷山「芸備諸村瀑布図」
(天明元年,巻子,1巻,縦28㎝)
広島市立中央図書館所蔵

広島藩内の名滝といわれた46景が涼やかに描かれている。江戸中期、藩命により領内の滝の調査を行った岡岷山のものとも伝えられている。画像は大野の滝(現廿日市市大野)。
広島市立中央図書館Webギャラリーからもご覧いただけます。




岡岷山「都志見往来日記・同諸勝図」
(寛政9(1797)年,日記:24㎝×17㎝,諸勝図:27㎝×19㎝)
広島市立中央図書館蔵

広島藩士で絵師としても活躍した岡岷山が作成したもの。広島城下から山県郡都志見村(現豊平町)に到る8日間の写生旅行の記録を日記と風景写生の2冊にまとめている。画像は駒ケ滝(現北広島町)。
広島市立中央図書館Webギャラリーからもご覧いただけます。




「松斎梅譜」
(呉太素著,写本,1冊,室町時代,21㎝×18㎝)
広島市立中央図書館所蔵
元(中国)の画家呉太素による梅画の技法書で,浅野家に伝えられた室町時代の写本。現在の中国には原本・写本も所在が確認されず、日本国内に4種の写本が確認されるのみ。この4種の中でも浅野家本が最善とされている。
 


「仏法僧図」
岡岷山・筆,学如(賛),絹本着色,明和3(1766)年
広島県立美術館蔵
制作年のわかる岷山作品ではもっとも早い33歳の作品。若くから中国の写実的な花鳥画,写生図譜を学習していたことがわかる。賛者の学如は福王寺(現広島市安佐北区)の24世で同時代の学僧。ブッポウソウは森林地帯の高所に住む美しい渡り鳥。
 
 

主催

広島県立美術館、広島市立中央図書館




広島県立美術館 Hiroshima Prefectural Art Museum
〒730-0014 広島市中区上幟町2-22  2-22 Kaminobori-cho, Naka-ku, Hiroshima 730-0014 Japan
Tel:(082)221-6246 Fax:(082)223-1444 E-mail:iroeuma2@gmail.com

開館時間

9:00-17:00(入場は閉館の30分前まで)
2017/10/23-2018/3/31までの金曜日は19:00まで開館。
2018/4/1-2018/10までの金曜日は20:00まで開館。

休館日

月曜日、年末年始(12/25~1/1)
※特別展会期中・祝日・振替休日を除く。

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