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特別展

抱きしめたい! 近代日本の木彫展

イベント画像

I wanna hold you! Modern Japanese Wood Sculpture : 19th century-

2011年11月29日(火) ~2012年1月15日(日) 
これまで取り上げられることの少なかった日本の近代木彫に焦点をあてた展覧会。高村光雲、米原雲海、平櫛田中をはじめ、橋本平八、圓鍔勝三、舟越桂、三沢厚彦、須田悦弘など明治期から現代にいたる約80点を紹介。ぎゅっと抱きしめたくなるような、ぬくもりをたたえた木彫作品の魅力をご堪能ください。
写真:山崎朝雲≪大葉子≫ 東京国立近代美術館蔵


メッセージ

日本の伝統的素材である「木」は、古来人々の生活に溶け込み、慣れ親しまれてきた素材です。立体造形の世界においても、古くより最も一般的な素材として広く用いられてきました。しかし明治初期に塑造の技法とともに、西洋の美術思想が導入され、彫刻の分野において近代化が始まると、それまでの伝統的な技術に基づいた木彫を中心とするこの分野は大きく変化します。本展ではそうした目まぐるしい変化をみせる彫刻表現の動向のなかにあっても、一貫して「木」という素材に向き合い、伝統という枠を超え、新たなテーマや造形表現を志した作家らに焦点をあてます。
折しも、地球環境という大きな問題と関わり、我々の生活に寄り添ってきた木の存在、重要性が見直されている今、展覧会を通じて、改めて木の文化に目が向けられるとともに、近代日本の木による彫刻表現に関心が寄せられることを期待します。そして、古来人々が木に宿る魂や神聖を感じ取り、時にそこから像を彫り出したような、木に対する感性やまなざしが、今なお脈々と受け継がれていることを感じ取っていただくとともに、木に携る作家たちの厳しくも、あたたかなまなざし、そして、ぎゅっと抱きしめたくなるようなぬくもりをたたえた木彫作品の数々をご堪能いただきたいと思います。



    

構成

展示作品リスト

展示作品リストをダウンロードする。(PDF:675KB)


プロローグ 「彫刻作品」としての仏像
第1章 近代彫刻の先覚者たち

明治初めの廃仏毀釈により、江戸時代から、かろうじて命脈を保ってきた仏師や宮彫り師たちは、大きな打撃を受けました。さらに、1876(明治9)年工部美術学校の彫刻科が創設、イタリアからヴィンチェンツォ・ラグーザが招聘され、西洋の彫刻の技法や美術思想が伝えられると、伝統的な木彫が中心であった彫刻の分野も大きく変化していきます。
明治20年代になると、近代国家体制が確立されていくなかで、国粋主義的な風潮が高まってきます。これは、明治初めに進められた極端な欧化政策の反動でもありました。そうした流れのなか、1883(明治16)年に工部美術学校は閉鎖。1889(明治22)年に開校した東京美術学校では、当初、彫刻科は伝統的な木彫だけに限られました。東京美術学校に制作が委嘱された、皇居そばの≪楠木正成像≫などの銅像の原型も塑像ではなく、高村光雲や石川光明、山田鬼斎ら教授陣により木で制作されました。近代彫刻の先駆者といわれる高村光雲は工房による伝統的な木彫制作を中心としながらも、西洋から移入された新しい技法や価値観を否定することなく、こうした明治期を代表する銅像制作を引き受け、また木彫に塑造の技法を取り入れる弟子たちにも寛容でした。米原雲海≪善那像≫をはじめ、山崎朝雲や平櫛田中らは、木彫の原形として、塑像を用いたのです。こうして、造形表現だけではなく、技法においても東洋と西洋の技法が複雑に関係しあいながら、木彫の近代化ははじまります。
本章では、高村光雲、竹内久一、山崎朝雲、米原雲海、平櫛田中、佐藤朝山などによる木彫作品のほか、東京を中心とした動向に時にリンクしながら、地域で活動した森川杜園や荒川亀斎等の作品も見所となっています。
 
写真:高村光雲≪天鹿馴兎≫ 個人蔵
 

第2章 木彫作家の挑戦

明治末に、荻原守衛や高村光太郎に紹介されたオーギュスト・ロダンは、大正期にかけて当時の知識人や若い彫刻家たちに絶大な影響を与えました。作品の内面表現や量塊、動勢、肉付けを重視したロダンの彫刻思想は、作家の個性や内的表現を求める動きを引き起こしていきました。
また、伝統的な造形表現を比較的色濃く受け継いだ帝展系彫刻の中にも、歴史や神話、伝説といった伝統的主題を扱いながらも、様式に捉われず、自己の創意を示した作品も見られるようになります。
木彫作家たちは、塑像が隆盛する陰で、何度も訪れた木彫の危機に際して、時に塑造の技法や表現を取り込むなど、新たな可能性を模索していきます。
本章では、高村光太郎、内藤伸、澤田政廣、橋本平八、宮本理三郎、圓鍔勝三などの作品を紹介します。


  写真:(左)高村光太郎≪白文鳥≫ 個人蔵
      (右)佐藤朝山≪西王母≫ 髙島屋資料館蔵
 

第3章 逸脱する「木彫」

1930年代になると、海外の美術界の動向を受け、彫刻の分野においても少数ながら抽象傾向の作品がみられるようになります。また、1945年以降、第二次世界大戦後は、様々な復興事業が進められる中で、セメントや鉄などの新たな素材が、彫刻にも用いられるようになり、彫刻の世界は大きな変革をとげました。木を用いた作品も、木材そのものを組み合わせたり、他の素材と合わせるなど、木の扱い方そのものが大きく変化します。
そして、素材や技法が多様化するこの分野にあっても、なお「木」に取り組む作家たち。
本章では、伝統的な「木彫」という枠組みにはおさまらないような表現や技法を自在に用い、「木彫」という言葉を大きく超えて、「木」の造形的な魅力を追求し、新たな世界を予感させる植木茂、豊福知徳、江口週、峯田敏郎、深井隆、舟越桂、須田悦弘など同時代作家の作品を紹介します。


                                                                                    











 写真:(右)三沢厚彦《Animal 2008-04》 個人蔵
        (左)須田悦弘≪朝顔≫ 作家蔵

関連イベント

展覧会プレ企画 「抱きしめよう! 縮景園の樹木たち」 (広島県立美術館友の会 共催)

日時:11月5日(土) 13:30~【終了】
講師:関 太郎 (広島大学名誉教授)
場所:美術館地下1F講堂 定員:200名(先着順)   ※聴講無料です。
「木」について、広くお話を伺います。

講演後、縮景園の樹木をめぐる散策ツアーを行います(雨天中止)。散策ツアーは事前に申込みが必要です(縮景園入園券要)。
(申込み受付期間:10/25~11/3、定員:先着 20名)
電話申込 082-221-6246 (広島県立美術館)
 

ツアー「圓鍔作品探検ツアー in 平和公園」

日時:12月3日(土) 13:30~【終了】
講師:宮迫卓督(圓鍔勝三彫刻美術館前館長)
場所:広島平和記念公園(雨天中止) 定員:20名(事前申込制)

平和記念公園及び周辺にある圓鍔勝三の彫刻作品ガイドツアーです。

申込方法:
11月24日までに往復はがきにて広島県立美術館(木彫展イベント担当)までお申し込みください。その際、往信欄にツアー名と住所、氏名、年齢、電話番号、返信用はがきに返送先を記入してください。希望多数の場合は抽選とさせていただきます。
※FAXまたはEメールでのお申込にも対応いたします(申込締切:11月24日)。FAXでお申込の方は返信先のFAX番号、Eメールでお申込の方は返信先のメールアドレスを記入の上、お申込ください。当館のFAX番号及びメールアドレスは当館ホームページ最下端で御確認ください。
 

講演会「木の造形-日本近代を中心に」

日時:12月4日(日) 13:30~【終了】
講師:毛利伊知郎(三重県立美術館副館長・本展企画アドバイザー)
場所:地下1階講堂 定員:200名(先着順)  ※聴講無料です
 

「アーティスト・トーク」(広島県立美術館友の会 共催)

日時:12月17日(土)13:00~【終了】
講師:三沢厚彦(彫刻家・本展出品作家)
場所:3階企画展示室ほか  ※特別展のチケットが必要です。
 

ワークショップ「広島の木でオリジナル・マイ・箸を作ってみよう」

日時:12月11日(日) ①9:30~②11:00~③13:00~④14:30~【終了】
協力:広島木材青年経営者協議会
場所:地下1階講堂  ※参加料は無料です。

申込方法:
12月1日までに往復はがきにて広島県立美術館(木彫展イベント担当)までお申し込みください。その際、往信欄にワークショップ名と参加希望時間、住所、氏名、年齢、電話番号、返信用はがきに返送先を記入してください。希望多数の場合は抽選とさせていただきます。
※FAXまたはEメールでのお申込にも対応いたします(申込締切:12月1日)。FAXでお申込の方は返信先のFAX番号、Eメールでお申込の方は返信先のメールアドレスを記入の上、お申込ください。当館のFAX番号及びメールアドレスは当館ホームページ最下端で御確認ください。
 

ワークショップ「木が鳴る木!?」 キーホルダーの笛づくり

日時:12月23日(祝・金) 14:00~【終了】
講師:三桝明子(彫刻家) 
場所:地下1階講堂
参加料:100円(特別展入館券の半券をご提示ください)

申込方法:
12月13日までに往復はがきにて広島県立美術館(木彫展イベント担当)までお申し込みください。その際、往信欄にワークショップ名と住所、氏名、年齢、電話番号、返信用はがきに返送先を記入してください。希望多数の場合は抽選とさせていただきます。
 

美術講座「圓鍔作品いろいろ」

日時:12月24日(土)14:30~【終了】
講師:石川哲子(当館学芸員)
場所:地下1階講堂 定員:200名(先着順)  ※聴講無料です
 

美術講座「木彫なう。―同時代木彫の動向」 

日時:1月7日(土)14:30~【終了】
講師:石川哲子(当館学芸員)
場所:地下1階講堂 定員:200名(先着順)  ※聴講無料です
 

講演会「木のテレパシー」 

日時:1月8日(日)14:30~【終了】
講師:有江淳二(日本樹木保護協会・樹医)
場所:地下1階講堂 定員:200名(先着順)  ※聴講無料です
 

「ギャラリー・トーク」 

日時:毎週金曜日11:00~、12月10日・1月14日 15:00~
※毎週金曜日18:00~ は「ミニギャラリー・トークこの1点」を開催。
講師:当館学芸員
場所:3階企画展示室 ※入館券が必要です。直接会場にお集まり下さい。
 

「『木で創る』ひろしまの作家コーナー」(グッズ販売) 

日時:特別展会期中
協力:ギャラリーG
場所:企画展示室出口付近 グッズ販売コーナー ※入館券が必要です。
広島で活躍中の作家たちによるバラエティーに富んだ作品をお買い求めいただけます。
 

「木の温もり~ひろしま家具」コーナー 

日時:特別展会期中
協力:広島家具工業協同組合
場所:3階ロビー
広島の家具メーカーが技術の粋をこらしたオリジナルデザイン家具を展示します。  
 

「ロビーコンサート」

日時:毎週土曜日14:00~(12/17のみ12:00~)    
    1月2日、1月3日 13:00-
場所:1階ロビー ※参加無料です
 

お得な相互割引

抱きしめたい!近代日本の木彫展の会期中,チケットの提示により,提携飲食店及び映画館において下記のサービスを受けられます。
また,提携飲食店のレシート及び映画館のチケット提示により当館の特別展を団体料金でご覧いただけます。
※提携飲食店レシートは500円毎に1名様を団体料金適用とします。1枚1回限り有効です。


提携店舗

店舗名 サービス内容
Grand Café(アランビック1F) 利用金額から5%割引(1枚1名様1回限り)
陳(アランビック2F) 利用料金から5%割引(1枚1名様1回限り)
TOWANI(アランビック1F) ワンドリンクサービス(1枚1名様1回限り)
日本料理 三嵋(アランビック2F) 利用料金から5%割引(1枚1名様1回限り)
レガーレ(アランビック2F) 利用料金から5%割引(1枚1名様1回限り)
レストラン・シマムラ(アランビック12F) 利用料金から5%割引(1枚1名様1回限り)
OZAWA(オリエンタルホテル広島1F) 飲食料金から10%割引
New York Cafe(オリエンタルホテル広島1F) 飲食料金から10%割引
みつき(オリエンタルホテル広島22F) 飲食料金から10%割引
スウィーツコレクション サロン利用者に,おこげアイスサービス
1枚1名様1回限り
鮨 島久 ランチ100円引き(1枚1名様1回限り)
ななしや 上八丁堀店 飲食代100円引き(1枚1名様1回限り)
花やしき 飲食代10%割引(1枚1名様1回限り)
三篠川 上八丁堀店 ディナー利用に限りワンドリンクサービス
(1枚1名様1回限り)
焼肉やまと 上八丁堀店 ランチ:アフターコーヒーサービス
ディナー:利用料金から5%割引
(1枚1グループ様1回限り)
ラ・シガール(美術館1階) ランチメニュー100円引き(1枚1名様1回限り)
徒夢創家(美術館3階ティールーム) ドリンク100円引き(1枚1名様)
八丁座(映画館) 一般料金:500円引き
サロンシネマ(映画館) 一般料金:500円引き
シネツイン本通り(映画館) 一般料金:500円引き
シネツイン新天地(映画館) 一般料金:500円引き

※実施期間、平成23年11月29日(火)から平成24年1月15日(日)まで
※他の割引と併用できません。
※ご不明な点がございましたら当館まで、お問い合せください。


前売券委託販売先


名称 所在地 電話番号
デオデオ(地下1階) 広島市中区紙屋町2-1-18 082-247-5111
福屋八丁堀店(7階) 広島市中区胡町6-26 082-246-6911
福屋広島駅前店(7階) 広島市南区松原町9-1 082-568-3942
天満屋広島アルパーク(3階) 広島市西区井口明神1-16-1 082-501-1745
天満屋八丁堀店(7階) 広島市中区胡町5-22 082-246-5566
ゆめタウン広島 広島市南区皆実町2-8-17 082-264-3411
イズミサンモール 広島市中区紙屋町2-2-18 082-248-3222
イズミ五日市店 広島市佐伯区五日市5-5-17 082-923-5123
ゆめタウン祇園 広島市安佐南区西原5-19-44 082-874-8111
ゆめタウン安古市 広島市安佐南区高取北1-6-11 082-872-1333
フジグラン広島 広島市中区宝町2-1 082-243-7111
㈱安芸美材 広島市中区鉄砲町1-18 082-221-9766
㈲ギャラリーヨコタ 広島市中区立町2-6 082-247-6536
㈲優美堂 広島市中区立町3-1 082-248-7788
㈱ブラック画材 広島市中区鉄砲町4-5 082-211-3322
ガレリア・レイノ㈱ 広島市中区大手町3-7-3 082-245-2305
㈲ピカソ画房 広島市中区堀川町4-7 082-241-3934
広島大学 消費生活協同組合 広島市南区霞町1-2-3 082-257-5941
生活協同組合ひろしま ※注文制 廿日市市大野原1-2-10 0829-50-0390
広島県立美術館友の会 広島市中区上幟町2-22 082-221-6246
(財)くれ産業振興センター ※会員のみ購入可能 呉市中通1-2-31 0823-25-3691
(有)トミタ画材 呉市中央6-2-16 0823-21-1820
呉市文化振興財団 呉市中央3-10-1 0823-25-7878
ゆめタウン呉 呉市宝町5-10 0823-23-9200
中国新聞社読者広報部 ※取り寄せ 広島市中区土橋町7-1 082-236-2244
中国電力厚生指定店会 広島市中区小町4-33 082-241-0211
ゆめプラザ(広島県商工会連合会) 広島市中区本通8-28 082-544-1122
泉水亭(縮景園内売店) ※11月28日まで販売 広島市中区上幟町2-11 082-222-1450
ひろしま文化振興財団 ※「一般」券のみ販売 広島市中区大手町1-5-3 082-249-8385
NHK文化センター広島 広島市中区三川町2-10 3階 082-242-1151
廣文館 広島市中区本通1-11 082-248-2391
ゆめタウン黒瀬 東広島市黒瀬町楢原100-1 0823-82-5511
ゆめタウン東広島 東広島市西条土与丸1-5-7 082-423-1111
ゆめタウン学園店 東広島市西条下見6-2-32 082-423-1361
ゆめタウン江田島 江田島市大柿町飛渡瀬180 0823-57-7000
ゆめタウン蔵王 福山市南蔵王町5-9-18 084-943-4311
ゆめタウン松永 福山市柳津町1-5-7 084-934-8855
ゆめタウン南岩国 岩国市南岩国町1-20-30 0827-32-2111
ファミリーマート各店(Famiポート) ※11月28日まで、11月29日以降は当日料金
e+(イープラス) ※11月28日まで、11月29日以降は当日料金
セブンイレブン各店(セブンチケット) ※11月28日まで、11月29日以降は当日料金


主催など

主催

広島県立美術館、「近代日本の木彫展」実行委員会、中国新聞社、日本経済新聞社

共催

NHKプラネット中国

後援

林野庁、NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz、エフエムふくやま、尾道エフエム放送

助成

財団法人 地域創造

協賛

広島県信用組合

巡回先

高岡市美術館 2011年8月10日(水)―9月19日(月・祝)
碧南市藤井達吉現代美術館 2011年10月4日(火)―11月13日(日)
 

チラシ

木彫展チラシ表(PDF:711KB)
木彫展チラシ裏(PDF:1171KB)


広島県立美術館 Hiroshima Prefectural Art Museum
〒730-0014 広島市中区上幟町2-22  2-22 Kaminobori-cho, Naka-ku, Hiroshima 730-0014 Japan
Tel:(082)221-6246 Fax:(082)223-1444 E-mail:iroeuma2@gmail.com

開館時間

9:00-17:00(入場は閉館の30分前まで)
2017/10/23-2018/3/31までの金曜日は19:00まで開館。
2018/4/1-2018/10までの金曜日は20:00まで開館。

休館日

月曜日、年末年始(12/25~1/1)
※特別展会期中・祝日・振替休日を除く。

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