広島県立美術館についてAbout the Museum

広島県立美術館について

館長あいさつ


館長:千足 伸行(平成30年2月)

館長:千足 伸行
(平成30年2月)

時の経つのは早いもので、平成27年4月に館長に就任してからそろそろ3年が経とうとしています。
この間、実感したのは美術館を囲む環境の相変わらずの厳しさですが、ただこれは広島に限ったことではありません。しかし、そんな時だからこそまずは足元をしっかり見つめて、館として何をなすべきか、何ができるかを新たに見直す時とも言えます。
折しも平成30年度は開館50周年の年でもあります。
この記念すべき時に、改めて、県立美術館の活性化に向け、現在私どもが取り組んでいる取組を御紹介したいと思います。

まず、所蔵作品展の充実です。
当館のコレクションは総数で5,000点近くを数え、特に近代の洋画、日本画に加え、日本およびアジアの工芸が充実しています。
平成30年度は、開館50周年を記念して、県立美術館の魅力、とりわけ所蔵作品の魅力の発信を行っていきます。4期に分け、新しい視点からそれぞれにテーマを設定し、当館の所蔵作品の中から厳選した名品を様々な切り口でご紹介します。

次に、特別展や自主企画展の充実です。
美術館として所蔵作品展の充実は当然のことですが、これと並行して特別展、自主企画展にも重点を置き、見応えある展覧会を計画しております。

さらに、美術館と縮景園の連携強化です。
当館には、縮景園という素晴らしい大名庭園が隣接しており、市内有数の観光スポットのひとつとして、近年は外国人観光客にも人気が高まっています。
縮景園と協力して、特別展の来館者の皆様にも縮景園を楽しんでいただけるよう、割引制度を設けるとともに、縮景園芝生広場に「にわかふぇ」を設置し、抹茶やコーヒーなどのサービスを行っています。
施設として美術館と縮景園は「一体」、「ボーダーレス」との理念のもと、これまで以上に、皆さまに親しまれるよう鋭意努力してまいります。

美術館の使命、役割は多々ありますが、対外的には社会教育機関・サービス機関でもあります。そうした使命、役割を果たしてゆくうえで、「友の会」の会員の皆さまのご支援や、熱心なボランティアの方々の存在も、今や美術館にとっては「命綱」と言っても過言ではありません。

言うまでもなく、美術館もひとつの組織であり、組織として機能するためには個々の職員の能力・意欲はもちろん、館としてのチームワークが何よりも求められます。
この点でも全員・全館一丸となって、今まで以上に「開かれた美術館」をめざして行きますので、皆さまがたの一層のご理解、ご支援を願えれば幸いです。

広島県立美術館の使命

広島県立美術館の使命は、文化・芸術が人々のくらしに根付き、社会に活力を与える地域の形成に貢献することです。
そのため、人々に美術と出会う楽しさを伝え、アーティストによる新たな価値の創造を支援し、未来を担う子どもたちの豊かな感性と創造力を育てます。

〈 趣旨 〉

広島県立美術館の使命は、文化・芸術水準の向上を通じて、人々の生活はもとより、まちづくり、ものづくりなど様々な分野において、潤いと活力に満ちた地域づくりを目指すことです。県立美術館は、こうした社会を支える人づくりに貢献するため、

  • 人々が美術作品との出会いを楽しみ(観る)
  • アーティストが創作活動の成果を発表し(創る)
  • 美術教育や講演会を通じて知識を深める(学ぶ)

こうした活動を通じて、地域の文化力の向上を促すとともに、更に高い水準の「観る」「創る」「学ぶ」の展開につなげます。
そして、これに魅力を感じる人々が県内外から集うことにより、更に地域の文化力が向上する好循環をつくりだしていきます。

経営方針

広島県立美術館の使命を果たすため、経営方針及び行動計画を定めて、これを着実に実行していきます。

〈 重点取組方向 〉
  1. 展覧会の充実
    (1) 西洋絵画展の充実
    (2) ファミリー向け企画の実施
    (3) マスコミとの連携強化
    (4) 自主企画展の実施
    (5) 所蔵作品展の充実
  2. 美術館・縮景園の連携強化・来館者の満足度向上の取組
  3. 実施体制の強化
    (1) 組織的な企画・運営体制の確立
    (2) 学芸員等の育成強化
    (3) 県内外の美術館等との連携強化