今後の展覧会
広島県安芸高田市出身で、昭和の日本画壇を牽引した児玉希望(1898-1971)。本展は、一人の画家のものとは思えないほどの多彩な画業で知られる希望の代表作を網羅しつつ、師の川合玉堂や盟友・伊東深水ら関係の深い作家の作品もあわせ、希望の画業を多角的に紹介します。
作品画像:児玉希望 《霜紅飛泉》 1950(昭和25)年頃 華鴒大塚美術館蔵
「コレクション・フォーカス」では、戦前・戦中期の広島の美術運動を推進した洋画家、山路商(1903-1944)の画業に着眼。また、児玉希望の画業にちなんで「伝統と革新」というテーマ展示を行います。
作品画像:山路商 《犬とかたつむり》 1937年 広島県立美術館蔵
江戸時代、天保12(1841)年頃から浮世絵師の歌川国芳は猫を擬人化したり、役者を猫の姿にした作品を数多く発表しました。本展では国芳が描いた猫のユーモラスな愛らしさや、彼を中心とした絵師たちによる猫たちを満喫していただきます。
作品画像:歌川国芳 《流行猫の曲鞠》 1841(天保12)年 個人蔵
人間国宝から新進気鋭の若手まで、現代日本の卓越した技と美を一堂に見られる展覧会。現代に生きる「伝統」約280点がここに集結!
作品画像:松本達弥 彫漆箱「遥かに」 第70回 日本工芸会総裁賞