所蔵品
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泥彩魚紋壷
作者は大阪府に生まれ、昭和18年に父の故郷、広島県竹原市に疎開。広島県立竹原工業学校金属工業科を卒業後、作陶の道に。備前で修行した後、岡山県工業試験場窯業分室に勤務。昭和27年京都に移り、勝尾青龍堂と楠部彌弌に師事。日展を主な発表の場として活躍。備前の土をベースに京都の装飾感や現代的な感性,窯変による雅趣を一体化し,独自の境地を切り開きました。平成10年日本芸術院賞受賞、同15年芸術院会員就任。
多彩な象嵌技法で動植物を写実的に表す作風で知られる作者ですが,本作では具象表現は見られず,豊かに張った胴部にシャープな円筒形の首がつき,胴の前後中央に深いめりこみと左右の肩に外側にはじけたような穴があります。凹みの周囲は赤い泥が塗られて放射状に刷毛目がつけられ,胴の表面にはスピード感のある円弧が線刻されています,「魚紋」と名付けられたこの壷,魚が飛び跳ね,もぐり,泳ぎまわる運動感が感じられませんか?
多彩な象嵌技法で動植物を写実的に表す作風で知られる作者ですが,本作では具象表現は見られず,豊かに張った胴部にシャープな円筒形の首がつき,胴の前後中央に深いめりこみと左右の肩に外側にはじけたような穴があります。凹みの周囲は赤い泥が塗られて放射状に刷毛目がつけられ,胴の表面にはスピード感のある円弧が線刻されています,「魚紋」と名付けられたこの壷,魚が飛び跳ね,もぐり,泳ぎまわる運動感が感じられませんか?
名称 | 泥彩魚紋壷 でいさいぎょもんつぼ |
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作者名 | 今井政之 イマイ・マサユキ |
時代 | 昭和49年 |
材質 | 陶器 |
サイズ | 高54.6 |
員数 | 1口 |
その他の情報 | |
指定区分 | |
分野 |